見方を変えれば短所も長所に見えてくる

品川女子学院 校長の漆紫穂子さんの著書に
「見方を変えれば短所も長所に見えてくる」という言葉を見つけました。

チューリップの花をイメージするとき、
多くの人は横からの構図をイメージしますね。

でも、真上からみたら全く違う花に見えます。

このように私たちは知らず知らず

「一つの構図(フレーム)」

で物事を見がちです。


そこで、漆さんは生徒とこんなワークをされたそうです。


まず自分が短所だと思うことを相手に伝えます。

「私は何でも先送りにしてしまいます」


これに対し、受け手は

「あなたは何でも先送りする人なのですね」

と、いったんそのまま受け止めます。


その上で、多少強引でも短所を長所に置き換えます。

「そして、物事を慎重に進める人でもありますね」



ここでのポイントは「そして」でつなぐこと。
「しかし」では先延ばしすることを否定する感じになるからです。

そしてにつづくほめ言葉をたくさん持つと、
相手を否定せずにすみそうです。


「おこりっぽい人」は、「そして、感情的なひとですね」

「協調性がない人」には、「そして、自分の意見をしっかりもつひとなのですね」

など。

欠点をそのまま伝えるのは誰でもできますし、
頭も使いません。

正観さんも見方を変えると世界が変わると書かれています。
見方を変えて、長所を見つけるようにしたいと思います。