小林正観さんの本に出てくる「北方文化博物館」伊藤文吉館長が亡くなられました。

小林正観さんの本に出てくる「北方文化博物館」伊藤文吉館長が亡くなられました。
小林正観さんの書籍「お金と仕事の宇宙構造」に出てくる北方文化博物館の伊藤文吉館長が亡くなられました。
※写真は地元の新聞一面に掲載されたものです。

北方文化博物館は旧伊藤家のお屋敷で、建坪1200坪、母屋に65室もある日本最大級の民家です。
中村も何度か訪れといますが、とても大きな家でした。
相当の経済力が無ければ立てることはもちろん、維持することも出来ません。

なぜ、一農民であった伊藤家が日本最大級の豪農煮なることが出来たのか?
正観さんは本でこのように書かれています。

昔、新潟で飢饉が3年続いたとき、伊藤館長の父か祖父が庭に築山を作ったそうです。

しかも、道具を使わず手だけで土を運ばせたため、3年以上かかって完成しました。
理由はお金を長く支払うため。

食べることに困った農民たちに仕事を作るための工事ですね。
いわゆる飢饉普請です。結果多くの農民を一家心中から救ったそうです。

周りが大変な時にお金を放出するかを常に考えている家であったからこそ、
日本有数の豪農になることが出来たのではないかと思われたようです。

一円でも安く買うのではなく、喜ばれるようにお金を使う。
このようなお金の使い方をしたいと思います。

お金と仕事の宇宙構造
お金と仕事の宇宙構造